つわりの時期におすすめの食事と栄養素

 

つわりは妊娠5週目〜症状が出始め妊娠13〜14週目くらいまで続きます。8〜10週目がピークの方が多く、胎盤が完成する16週ごろにはほとんどの方が終了するといわれます。
症状、程度も個人差があります。吐き気、嘔吐、食欲不振、臭いへの過敏性、嗜好の変化、倦怠感、頭痛などを経験するかたが多いようです。
妊娠悪阻といい、重症化すると入院加療が必要になることもあります。つわりは病気じゃないと決めつけて、無理をかさねないように、ご自分の体と赤ちゃんの健康を守るために、早めに医療機関を受診することが大切です。

 

つわりの原因

 

絨毛性ゴナドトロピンhCGによるもの

絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが、大量に分泌することによるものだという説が有力なようです。ホルモン値の変動とつわりの症状の程度変化が相関することから、推察されています。

 

異物への拒否反応

お母さんにとって大切な赤ちゃんですが、人間の体には異物を追い出そうとする働きが備わっています。そのためつわりが出現すると言いう考え方があります。

 

ミネラルバランスの変調

・マグネシウム、カルシウムバランス
妊娠初期は細胞内にマグネシウムが増加し、血清中のマグネシウムが低下します。マグネシウムとカルシウムの拮抗する生理作用を考えると妊娠初期は高カルシウム血症の状態となり、腸蠕動が抑制され、胃液の分泌が亢進しつわりの症状が発生、続くと考えられるそうです。

 

・ナトリウムの不足
非妊娠時に血液中のナトリウムは一定に保たれますが、妊娠中は全身の血管の拡張に伴って心臓も拡張し、ナトリウムを排泄しようとする物質が増加します。循環血液量の増加とナトリウム排泄により血液の浸透圧の変化が起きて細胞にむくみが起きます。脳の細胞にもむくみを生じると、悪心、嘔吐というつわりの症状につながることがあります。

 

つわりの時の食事

特徴的な臭い過敏の症状の説明と食べやすい食事について

 

嗅覚過敏性とアンモニア

つわりの症状のひとつに、臭いへの過敏性があげられます。妊娠によって過敏性をきたし、妊娠前は平気だった食品であっても、微量に含まれるアンモニア臭に対して敏感になったための反応だと考えられています。エストロゲンの増加により、脳内セロトニンが分泌されてその刺激によって嗅覚が敏感になり、アンモニアへの嗅覚感度が上がり不快に感じます。

 

ごはんが無理です

お米はアンモニア含有量が多く、温かい状態で食べるために蒸気と一緒に臭いもたちやすく、ごはんの炊き上がりのにおいに、嘔気をおぼえる妊婦さんが多いのはアンモニアが原因だということがうなずけます。

 

果物なら食べられる

つわりに悩む妊婦の方が食べやすいとしてあげていることが多いのが果物です。果物はアンモニアの含有量が少ないため、つわりの時期も口にしやすいと考えられています。果物は、糖分、ビタミン、ミネラル、水分を摂取できる、つわりの時期には強い味方です。また果物は果糖、ショ糖などの単糖類であるため消化しやすくその点でも食べやすいと考えられます。

 

すっぱいものがほしくなる

すっぱいものが食べたくなることも、アンモニアとの関連性があります。レモンや、梅干しに含まれる、クエン酸がアンモニアを中和するためと考えられています。中和され臭いが軽減して食事ができるようです。レモンや、お酢を使った副菜で不足しがちな栄養素をとるように工夫してください。

 

パンが食べやすい

パンはお米よりもアンモニア含有量が多いのです。しかし、つわりの時期にパンは食べることができたという方も多いのです。パンはごはんのように臭い立つ、温かい状態で食べる事が少ないので大丈夫なのではと考えられます。トーストしたり、温めたりするとごはん同様食べられなくなるようです。

 

水分、ビタミン、電解質、糖分

どうしても食べられない時は、電解質を含む水分をとるようにします。水分、電解質、の入った水分はつわりの時期を乗り切るため、また、つわりによる症状を緩和させるためにも必要です。
※水分さえ口からとれなくなった時は、医療機関で適切な処置を受けることがたいせつです。

 

葉酸は必要、大切です

食事が偏り、食べられない時期も葉酸は摂取することがすすめられます。妊娠前からサプリメントを食べていた方は続けて摂取してください。つわりがひどく、栄養バランスが偏っているときもサプリメントでの補充がすすめられます。つわりの時期も生まれてくるあかちゃんの身体作り、健やかな成長発達のため葉酸サプリメントでの補給をしてください。
厚生労働省は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害予防のため、妊娠前、妊活中から妊娠3ヶ月までの間、葉酸を通常の食事に付加して、プテロイルモノグルタミン酸400?/日のをサプリメントからとるようにすすめています。食事に換算すると800?の食事性の葉酸ということになります。つわりで食事ができないときはなおさらサプリメントでの補給が重要です。

 

 

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