妊娠中に注意するべき成分<ヒ素編>

 

妊婦の方は新たな生命を生み出すために、人一倍生活環境や食生活に気を遣わなければいけません。
あなたは、妊娠中に体内に取り込んではいけない物質はいくつご存知でしょうか?
その中の一つとして、今回は「ヒ素」についてご説明していきます。

 

あなたが知らず知らずの内に食しているもの、生活環境には実はヒ素が含まれているかもしれません。
こちらのコラムは、ヒ素について改めて理解を深める内容となっています。

 

ヒ素とは?

ヒ素と聞くと、平成頃にヒ素中毒を起こした大事件を思い出します。
この印象が強くて、殺傷能力のあるすごく恐ろしい化学物質ではないかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
では、ヒ素はどのように作られるのか見ていきましょう。

 

ヒ素は自然現象で作られる

ヒ素はそもそも、自然界に広く存在する元素であり、以下のような自然現象でヒ素は放出されます。
・火山活動
・森林火災
・鉱物の風化
恐ろしい化学的要素は感じられませんよね。

 

また、以下のような産業活動によってもヒ素は作られると考えられます。
・火力発電
・金属精錬
・廃棄物の処理
この産業活動によって、地中や海水にヒ素が作られます。
そして最終的に、私達が口にする食品や飲料には、微量なヒ素が体内に侵入するそうです。

 

ヒ素が体に与える影響

私達が、ヒ素が入った食べ物や飲み物を飲む事でどのような影響を及ぼすのでしょうか。
ヒ素の種類は大きく分けて2種類で、炭素が含まれるか含まれないかが関係します。

 

有機ヒ素

炭素を含むヒ素と呼ばれ、主に殺虫剤、除草剤などに使用される毒性を持ちます。しかし現在のところ、有機ヒ素が体内に入った際の影響ははっきりと証明されていません。

 

無機ヒ素

有機ヒ素とは反対に、炭素を含まないヒ素のことを呼びます。
主に海水に無機ヒ素は存在しており、海藻類やプランクトンが取り込み、それを魚が食し、人間がその魚を食べるという流れです。
有機ヒ素よりごく自然に、私達の体内に入りやすいのも無機ヒ素で、有機ヒ素より毒性が強いと言われています。しかし、少量では体にはそれほど悪影響はないでしょう。

 

ヒ素を大量摂取をすることによる体の悪影響

有機ヒ素が体内に入る悪影響が証明されていないということで、ここからは無機ヒ素が体内に入った場合の影響として説明していきます。

 

ヒ素が体内に入ることで及ぼす影響はどのようなものでしょうか。
体に入ったヒ素の量にもより、ヒ素が大量に体内に入ることで以下の症状が現れます。
・発熱
・下痢
・嘔吐
・興奮
・脱毛

 

また、無機ヒ素は発ガン性のある物質だといわれています。
長期間にわたり継続的に体内に入ると皮膚の組織が壊され、ガンが発症するそうです。

 

妊婦はなぜ摂取を控えるべきなのか

ヒ素は発ガン性もそうですが、妊婦の方におすすめできない理由がほかにもあります。
ヒ素は胎盤に通りやすく、胎児に直接的なダメージを与えます。
継続的にヒ素を送り込めば、最悪の場合は奇形や脳障害を与えることも。

 

ヒ素が含まれる食飲料

体に良かれと思って食べていたものが、実はヒ素が多く含まれているなんてこともあります

 

ひじき

無機ヒ素が多く含まれている食材の代表ともいえます。前の章では海藻には多くのヒ素が含まれると説明しました。カルシウムが豊富なひじきは、妊婦の方も積極的に摂るのではないでしょうか。
こちらも、量にもより毎日4.7g以上食べなければ問題はないと厚生労働省も証明しています。1週間に2回、小鉢程度の量がベストです。ひじきはミネラルや鉄分も豊富なので規定量を守ってお召し上がりください。
また、水や地中から生える米などにも微量なヒ素は含まれてはいますが体を害するほどではありません。通常の食生活をしていれば問題ありませんのでご安心ください。

 

まとめ

以上、ヒ素に関する危険性をご説明しました。
当たり前のことですが、体に良い食べ物とはいえ大量摂取をすれば体には異変を及ぼします。通常の生活をしていれば、ヒ素も何も心配ありません。妊婦になると、あなた一人だけの体ではありません。生まれてくる我が子のためにも、あなた自身の体を守りましょう。

 

 

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