妊活&妊娠中に葉酸サプリって飲んでも大丈夫?

 

サプリメントってお薬みたいなもの?
妊娠しているのにそんなものを飲んでも大丈夫?

 

と心配している方もおられると思います。

 

 

もちろん、大丈夫です!妊活中&妊娠中だからこそ葉酸サプリを飲むことが大切なんです!

 

 

妊活&妊娠中、食事だけでは葉酸は不足しがち

 

葉酸は、妊活中だからこそ食事に加えて葉酸サプリから摂取することが大切です。着床や細胞の分化、胎児の発育など、様々な場面で必要とされるな栄養素の一つです。そのため、妊娠した時点から葉酸の必要量は非常に高くなります。妊活、妊娠にとっても大切な栄養素が葉酸なのです。

 

 

アメリカではパンにも葉酸が添加されています

 

諸外国では日本よりも葉酸と赤ちゃんの「二分脊椎」「無脳症」の原因となる神経管閉鎖障害についての研究が進んでいます。
米国では食品への葉酸の添加が義務付けられています。小麦粉、パン、パスタに葉酸が添加されています。女性の葉酸サプリメントの利用も普及しています。

 

 

神経管閉鎖不全障害のリスクの低減をめざす

 

妊娠前から葉酸サプリメントを摂取することで「二分脊椎」「無脳症」の原因となる神経管閉鎖障害のリスクが低減することが明らかになっています。発症リスクの低減などに関して米国の報告では食事からの摂取に加え400?を葉酸サプリメントでとるように勧告がされています。
厚生労働省もアメリカの報告を受け妊娠の可能性のある女性の葉酸の必要量は推奨量として240?に加え、葉酸サプリメントでさらに400?摂ることをすすめています。

 

 

頑張っても食事からの葉酸の利用率は葉酸サプリメントの半分です

 

葉酸サプリメントの葉酸は「モノグルタミン酸型」です。食事性の葉酸は「ポリグルタミン酸型」です。この「ポリグルタミン酸型」葉酸は「モノグルタミン酸型」に比べて加熱調理によって活性が失われやすくて、消化吸収の過程で「モノグルタミン酸型」となって小腸で吸収されます。食品によってばらつきがありますが、食事性の葉酸の生体利用率はモノグルタミン酸と比べて50%とされています。

 

 

葉酸サプリメント400?は、ほうれん草だと約13株です

 

栄養素を食事でとることは大切ですが、葉酸サプリメント相当量の葉酸を食品で補給することは、量や調理、妊娠4週目あたりから出現する、つわりなどを考慮しても相当手ごわい量だといえます。葉酸の摂取に食品が偏ってしまい、栄養バランスがとりにくいものとなってしまうことが考えられます。

 

 

厚生労働省は保険医療関係者に妊娠可能な女性にモノグルタミン酸の摂取に関しての情報提供を推進しています

 

国としても葉酸サプリメントの活用をすすめています

 

 

葉酸サプリメントは摂取した方がいい

 

厚生労働省は保険医療関係者に対して神経管閉鎖不全障害のリスクは葉酸サプリを摂ることで減らすことができます。ということを妊娠可能な女性に対して教えてあげなさいと呼びかけています。つまり葉酸を、葉酸サプリからとることは国の施策ともいえるものです。推奨量を確認して、上限量を超えないように摂取することが大切です。

 

 

葉酸サプリをとる上での注意は

 

食事からの推奨量は240?です。それに加えて、葉酸サプリメントからモノグルタミン酸型として400?摂取することが推奨されています。
摂取上限量は1000?とされています。過剰摂取はB12不足による巨赤芽球貧血の発見を遅らせる原因となることがあります。また後外側脊髄変性の発見を遅らせる原因となることがあります。
オレンジジュース、バナナには食事性のポリグルタミン酸型の葉酸を吸収可能なモノグルタミン酸型に変換する酵素を阻害する化合物が含まれています。

 

 

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