ちょっと気にして!サプリに入ってる添加物

 

サプリメントは健康維持のため、美容のため、と様々な効果をうたったものが数え切れないほど世の中に出回っています。しかし、サプリメントには食品添加物が使われているのも事実です。添加物はできるだけ少ない方がいいのですが、サプリメントを作る上で錠剤、やカプセル状にするために食品添加物は必要なものでもあります。

 

 

食品添加物とは

 

食品添加物とは、保存料、甘味料、香料、など食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なう恐れのないものに限って、成分の規格や使用の基準を定めて上で、使用を認めています。また使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。(厚生労働省食品添加物概要より)
という決まりをもって使用されているものです。

 

 

サプリメントを作るために最低限必要な添加物はそれほど多くありません

 

基本的に、サプリメントに使われている添加物として使用されているものは安全性を確認して許可されたものであるということが前提です。
たとえば錠剤型のサプリメントに使うのに必要な添加物と使用目的を上げてみます。

 

 

種類 名称 目的
糖類 乳糖 錠剤を固める
麦芽糖 増量剤
糖アルコール 還元麦芽糖 錠剤を固める
ソルビトール 増量剤
デキストリン デキストリン 決着剤、増量剤
難消化デキストリン 食物繊維含有、決着剤、増量剤
澱粉 でんぷん 増量剤
セルロース 結晶セルロース 錠剤を固める
粉末セルロース 硬度を出す

 

滑沢剤

ショ糖脂肪酸エステル

 

抜き型からスムーズに取り出す

グリセリン脂肪酸エステル
植物硬化油
ステアリン酸カルシウム
助剤 微硫酸ケイ素 流動性向上、錠剤をさらに固める

 

上の表中には食品由来のものもあり、必要な添加物も化学合成したものではなく、より食品に近いものを使うことも可能です。

 

 

メーカーのこだわりと良心が添加物に表示される

 

日本においては厚生労働省により添加物を表示する決まりがあり、成分の多い順に表示されており、添加物の使用状況がパッケージに表記されています。
添加物を見たとき、「本当に必要な添加物なのか」見極めることが大切です。製造コスト削減が優先のメーカーの思わくも添加物に現れることがあります。

 

 

どうやって添加物を見分けたらいいの?

 

日本ではパッケージに原材料表示、成分栄養表示をすることが定められています。
そこには大切な情報が満載なのです。

 

 

栄養素配合量は大切な情報

 

法律上、成分栄養表示の義務はあっても、栄養素配合量の表示義務はありません。その栄養素配合表示の有無がそのサプリメントの信頼性のひとつの指標とも取ることができます。

 

 

パッケージから読み取れる大切なこと

 

サプリメントに含まれる、栄養素の配合量、栄養素は何を原料にして作られているのか、添加物がどのように使われているのか、どのくらい使われているのかを読み取ることができます。本当にサプリメントを使う人の身体を思って作られているかどうかの判断材料としても大切な情報です。

 

 

メーカーによっては添加物表記がないことも

 

日本においては添加物表示の義務があります。海外製品の場合表示が外国語で、表示方法も日本と異なり原料、添加物の確認が困難な場合や、全く表示義務がない国もあり安全性の確認ができない商品もあります。ネットで簡単に海外製品が手に入りますが、ネットショップ上でも商品の添加物表示がされていないことも多いので注意が必要です。

 

 

添加物の組み合わせ

 

単独使用では許可されている添加物同士が組み合わせによって反応し、有害物質になったという事例があります。サプリメントではありませんが、諸外国および日本でも商品が自主回収要請されるに至りました。

 

 

ポイントは添加物の必要性の明示

 

サプリメントを選ぶ際、こだわりのメーカーであれば添加物の必要性、使用目的まで明示している場合があります。添加物は安全性が確認されているものだとしてもできるだけ避けたいものです。自分や家族の健康のために慎重に賢くサプリメントを選択することが大切です。

 

 

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